河下 征也(かわした ゆきなり)さん
喜楽フロンティア 代表
保良を盛り上げたい!
宮古島観光を陰で支える旅行手配サービス「喜楽フロンティア」の河下さんにお話を伺ってきました。
■経歴や宮古島に来たきっかけ
大阪観光専門学校を卒業後、某旅行会社で仕事を学び、家族で経営する旅行会社の後を継ぐことに。
そのご褒美に1年半、世界各国と日本全国をバックパッカーをさせてもらい23歳の時に宮古島へ訪れ、直感で肌に合うと感じたのを覚えております。
特に保良エリアの雰囲気にはハマりましたね。
昔からたくさんの自然が残り、今でも古き良き宮古島の雰囲気が残っていると感じています。
宮古島に2回目訪れた時には土地を買いましたよ、もちろん保良に(笑)。
いつか民宿旅館をやりたいと夢を見ておりましたので。
それからは旅行業を通じてお客様の団体旅行の添乗員としてや、友人とグループ旅行で100回以上は来島しておりました。
そして3年前に旅行社大喜ツーリストサービスに所属しながら、「喜楽フロンティア」立ち上げのタイミングで宮古島に引っ越してきました。
24歳の時、ある人と出会ったことが運命でした。
人生の最後は宮古島・保良だと決めて人生を歩んでまいりましたので。
■今のお仕事について
今の仕事は㈱大喜ツーリストで旅行業を。
そして、「喜楽フロンティア」という旅行サービス手配業で日本全国、世界各国の旅行会社様からのお問い合わせを頂いて提携頂いている企業を紹介しております。
お陰様で20社近い企業様と提携していただいてます。
日本全国の方に『旅行するなら宮古島!』という思いを伝えたい、沖縄本島や八重山諸島の方には申し訳ないですが。
もちろん日本に留まらず、世界各地から旅行者も増えますので、アジアに来るなら日本へ、そして宮古島へ!という思いを広げていきたいと考えております。
■宮古島の印象・魅力について
宮古島には遊ばせるプロがたくさんいます、宿泊業、飲食業、航空会社を含む交通機関サービス業からマリン業。
体験型事業や物販。私達旅行業も含め一つの方向へまとめあげる新たなサービス機関が必要と考えます。
今年の5月以降、そして来年以降宮古の対応状況を考えますと限界かなと感じております。
観光業は業に携わる者たちの協議体が率先して宮古島市とバランス調整をしていかないことには2023年、新たなホテル開業と大型クルーズ船や自家用ジェットなど外国人旅行者増大など対策は急務と考えます。
せっかく綺麗な大きい建物やドームといった素晴らしい建物が宮古の中心には存在します。
観光客の総合窓口を持って来るだとか、世界各国、東南アジアでは当たり前にある「蚤の市」や「夜市」の屋台ストリートを屋内で楽しめる、そんなことが出来れば強烈な雨風でなやむ観光客ももっと楽しむ事が出来ると思います。
■今後の活動、目標を教えてください
宮古島で生まれ育った人たち、島外から引っ越して来た人たちがリスペクトしあって島全体を盛り上げて、日本に宮古島あり!というのを全国各地、世界に伝えていく、発信する一助になれればと考えています。
そして未来ある子ども達が誇れる日本、住みよい宮古島に出来るよう行動していきたい。
具体的にはやっぱり保良をこれからも愛していきたい。
2024年オープン目指し、スローな古き良き宮古を感じていただくスペースを作っていますのでそこが完成したらもっと保良エリアが盛り上がるような事もしていきたいと考えています。
残りの生かされた人生、アジア人として、そして日本人としての誇りを持ち続け、しっかり宮古島を発信していきます。
観光客と宮古島を結ぶ旅行手配サービス業として日々宮古島各地や全国を回る河下さんの取り組みや熱い思いを受け、観光業に携わる者として、とても身に染みる取材となりました。
2022年12月号掲載