新城さとこ さん
株式会社and.so.on 代表取締役
宮古島のニュースポット!
東洋一と言われるビーチ、前浜ビーチ横の前浜漁港に「ビーチパビリオン前浜」という素敵なスポットが出来たのは皆さんご存じですか?
今回はそちらの施設を管理・運営する新城さとこさんにお話を伺ってきました。
■ビーチパビリオン前浜はどういった施設ですか?
海と共存する施設BEACH PAVILION MAEHAMA(以下BPM)。
この島を通じて、この海を通じて、この場所を通じて満たされたり、解き放たれたり、仲を深めたり、BPMならではの気づき・体験が出来る商業複合施設です。
訪れた方々にただ単にモノや時間・お金を消費させる事を目的とせず、「地元産業の発展」「観光客の満足度向上」「環境保全の促進」を事業目的とし、与那覇前浜ビーチをより宮古島を牽引する先進的な海岸とする為、2021年12月より与那覇前浜漁港にて施設をスタート致しました。
宮古島市の観光と自然の共存という試みに共感し、ビーチクリーン活動や、珊瑚礁と海の環境を皆様と考えていきながら、宮古島の海で新たな体験を提供していきたいと思っております。
■BPMができたきっかけや経緯を教えて下さい。
宮古島市観光商工部観光商工課による「令和3年度 前浜海岸でのキッチンカー等出店者募集」を受けまして、昨年度事業者に選定頂き、本事業をスタート致しました。
宮古島市の募集目的「日陰となる場所を作る事、海岸内に長く滞在して頂く為パラソル等の日差しを遮るものや飲食物等を提供する事業者が必要である事、前浜海岸に賑わいを創出し、利用者に快適に楽しんで頂く事」に共感し、弊社を中心としたプロジェクトチームを立ち上げ、地元キッチンカーの誘致や島外コンテンツの誘致による複合型の施設を目指し始動致しました。
しかし宮古島が誇る与那覇前浜ビーチにて本事業を行うにあたり、当初は計画通りに行かず、工事申請の遅れや、新型コロナの影響など様々な壁がありました。
そして約1年をかけ、ようやく昨年末にオープンする運びとなりました。
■新城さんの経歴や活動を教えてください。
沖縄県宮古島市生まれ。宮古高等学校を卒業し、進学のため上京。東京ではヨガ講師として活動してました。
某ホットヨガスタジオのトップトレーナーとして、未来のヨガインストラクターを育てる育成講師として従事。約300人のインストラクターを輩出。
2018年結婚を機に宮古島に戻り、地元にて「yoga &..」スタジオを主宰し現在も活動中です。
2021年、株式会社 and.so.on設立。
社名のand.so.onは“etc..”との同義あれもこれも…と子どもの頃の様に色々なワクワクを集め、その思いを結び、つなぐ。一つの枠にとらわれず、集まったみんなが好きを形にしていくそんな集団です。
現在は宮古島でタイプ別の3棟の民泊と ヨガスタジオを運営。
2021年より、宮古島市より事業採択頂きまして、当施設BPMの運営管理をスタートしました。
■今後の目標は?
昨今のコロナ禍において来島者が激減し、観光産業に大きなダメージを与えておりますが、当施設は『地元自立型』の施設として立ち上げるとともに、アフターコロナにおける観光資源にもなり得る施設として設計する事で、持続可能な経済活動を可能にし、宮古島の発展に寄与する施設を目指しております。
宮古島のシンボルとなり、宮古島市が掲げる「エコアイランド宮古島」を牽引する先進的な施設として、環境問題(脱プラスチック・軽石・漂流ゴミ等)社会課題の解決につながる活動を、宮古島市と連携し継続的に実施して参りたいと思っております。
施設内の飲食店では、脱プラを意識し使用する容器など環境に配慮した物となっております。(バガス容器・木のスプーン・サトウキビストロー・とうもろこしやじゃがいもを原料とした植物由来のPLAカップ等)またお客様のマイカップ・マイ容器の持ち込みも歓迎しております。
小さな宮古島からでも出来る事はたくさんあると思います。
BPMをタッチポイントとし、多くのユーザーが海を通じて環境問題を認知し、サステナブルへの関心やきっかけとなる活動・情報発信を行なって参ります。
一人一人の小さな活動が未来につながる大きな一歩となる様に、繋げていきたいです。
一緒にゴミを減らす活動や様々なエコイベントにご参加くださると嬉しいです!
BPMではエコ活動に加え、地元農家さん達によるファーマーズマーケットやフリーマーケット・星空ビーチシネマ等、地元の方により多く足を運んで頂ける様、楽しくワクワクした地元参加型のイベントを定期的に企画しております。
イベント情報など、公式ホームページ又は公式インスタグラムにて随時発信しております。
こちらの方もぜひフォロー・チェックをお願い致します。
公式ホームページ:https://bp-maehama.com
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/beachpavilion_maehama/
ゴールデンウィークも地元の家族連れや観光客で賑わいをみせたBPM、宮古島の新スポットとしてこれからの発展が楽しみです。
この夏遊びに行ってみてはいかがですか?
2022年6月号掲載