2021年12月号掲載「新しい時代への挑戦」

2021/11/26


■ 具志堅 貴昭さん
(一社)宮古青年会議所 理事長


宮古島の未来を守るため

宮古島の未来や環境について考え、様々な活動や事業の企画などを行っている宮古青年会議所。その60代目理事長として多方面で活躍している「具志堅 貴昭さん」に宮古島のこれからについてお話を伺いました。

■今年一年を振り返ってみて
宮古青年会議所は本年創立60周年の節目を迎えるにあたり2021年度はスローガンを「STAY GOLD!」(意味:輝きは色褪せない)と掲げ活動をしてまいりました。地球規模で猛威を振るい戦後最大の国難とまで言われた新型コロナウイルスは引き続き宮古島においても多大なる影響を及ぼしていますが、それでも私たちは歩みを止めてはいけないと言い聞かせ各事業に取り組んでまいりました。特に地域医療の在り方、子どもの貧困問題など、社会の課題や問題に対しては、有識者に協力を仰ぎ、まずは知ることから始め解決に向けた取り組みを行うことが出来ました。また、宮古島社会福祉協議会との「災害発生時における災害ボランティアセンター支援」に関する協定調印式を行い、日頃から連携をとり関係の質を保つことで災害発生時に速やかに対応できるよう体制を整えることが出来ました。会員の減少、不安定な経済状況、広域目的事業や青少年育成事業のあり方、多くの困難に直面している状況であっても、私たちは輝ける存在でなければなりません。その唯一の道は、メンバー一人ひとりが大きな成長を遂げて地域に活力を与え、最強の人づくり・街づくり団体として存在感を示すことであると、この1年間を振り返って改めて確信しています。

■これからの宮古島観光について
観光立県として全国的にも認知度の高い沖縄県において、宮古島も非常に人気の高い観光地としての地位を築き上げてきましたが、コロナ禍の影響により観光産業は壊滅的なダメージを受けました。しかし、全てを悲観的に考えても前には進みません。解釈を変えれば、「宮古バブル」と揶揄された2019年度、一気に急成長を遂げた観光産業はバランスが偏っていたのかもしれません。見つめなおすと「観光ゴミ問題」「宮古空港の狭隘化」「下地島空港利活用」「人手不足」「建築費・家賃高騰」他にもさまざまな問題や課題が山積しています。そこで、敢えて大雑把に言うと、もっと「宮古島のブランド力」つまりブランディングを高めることが必要だと考えます。例にあげるとシンガポールは東南アジアでも有数の観光地ですが、ゴミは一つも落ちていません。ポイ捨てに関する法の整備も整っていますが、『ゴミのない綺麗な街』としてのブランディングもしっかりとされているのでしょう。いずれにしても観光開発と環境保全をともに持続可能な計画を立てていけるようなビジョンを描き島全体で取り組むことが、この島の観光の未来に繋がると思います。

■来年に向けて抱負
来年度は日本青年会議所・沖縄ブロック協議会の副会長の役職を受けることとなりました。沖縄県全体の公益性を求めた事業構築に努めてまいります。一方で宮古青年会議所では、本年度、会員の拡大30名という計画に届かず大きな責任を感じています。宮古青年会議所の魅力を十分に示すこと、あるいは多くの青年世代に会って、相手の心に響くまで語ることができなかった、という点については真摯に受け止め、今年の経験を必ず次年度へと引き継いでまいります。 環境も考え方も常に時代とともに変化する中、私たちも変わらなければなりません。前年から受け継いだ課題については、いくつか実行へと移すことができました。男女の区別なく、仕事、家族など様々な事情があっても楽しんで参加でき、そしてやればやるほど成長につながる懐の深い団体となるように、さらなる改革も必要です。これからますます宮古島に必要不可欠な団体として質量ともに存在感を高めるためには、変化を恐れず、勇気を持って挑戦し続けることしかありません。今のメンバーであれば、必ず実現できるはずです。

宮古島の事を思い、熱い気持ちを持つ具志堅さん。同じ気持ちを持つメンバーが集う宮古青年会議所のこれからの活躍が楽しみです。宮古島に貢献したいけど、手段が分からないという方は入会してみてはいかがですか?