2020年10月号掲載「自然のチカラで、心と身体を幸せに」

2020/09/26



■松浦千春さん
Ayurveda cafe しあわせや


私が目指す「本当の幸せ」

皆さん「アーユルヴェーダ」という言葉はご存じでしょうか。5000年以上前にうまれた世界最古の医学。予防医学・治病医学、高度な生命哲学としても注目され、「生命の科学」「生命の知識」といわれるインド・スリランカの伝統医学です。今回はその中にあるアーユルヴェーダ料理を提供している「Ayurveda Café しあわせや」店主の松浦千春さんにお話をお伺いしました。

■宮古島へ来たきっかけは?
もともと海に潜ること、サーフィンがライフワークだったため、海の綺麗な場所に住みたいと思っていました。全国様々な場所を訪れ、移住先に選んだのは実は長崎の五島列島でした。荷物を送り、「いざ引っ越し!」という時に、なんとなく気になった宮古島へ寄ってみると、宮古島の海の綺麗さはもちろんのこと、島のどこの海へ行くにも、市内から30分程度というアクセスの良さも魅力的でした。また、お料理や美味しい食べ物が好きな私にとって、島の自然に育まれた力強い野菜や野草たちの存在も、魅力のひとつでした。まさに宮古島の自然に「一目惚れ」してしまったのです。宮古島がとても気に入ってしまい、そのまま住み着いてしまいました。

■ お店を始めたきっかけは?
Ayurveda Café しあわせやを2019年10月にオープンしました。お店を始めることになったきっかけは、2011年の東日本大震災でした。当時神奈川に住み会社員をしていた私は、大きな自然災害と原発事故という人為的な大災害を目の当たりにし「本当に幸せな生き方ってなんだろう?」と疑問を抱くようになりました。その後、その答えを探すべく、会社を辞め、旅に出たのです。1年間にわたる旅の中で世界各国を周るうちに、ぼんやりとその答えが見えてきたのです。そのひとつが、「心と体の健康」でした。自然の恵みをいただき、感謝して、心穏やかに生きることが幸せの秘訣であることを、旅で出会った人たちから学びました。そしてその後、本を読んで知ったのが、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」でした。アーユルヴェーダの教えには、私が目指す「本当の幸せ」を手にするための方法が詰まっていたのです。アーユルヴェーダ学問は幅広く、食、トリートメント、ヨガ…など様々な分野が含まれています。その中で特にアーユルヴェーダ料理に魅了された私は、国内の料理教室に参加し、その後はインドへ通いながら勉強を続けています。徐々に知人のお店やイベントで料理を作らせてもらう機会が増え、料理教室を開催する中で、「いつか自分のお店もやりたいなあ」と考えるようになりました。そんな中、宮古島に移住し1年ほど経った頃、「お店をやってみませんか?」というご縁を頂くことになったのです。

■お店をするにあたりどのようなことを心がけていますか?
「地産地消・無農薬、無化学肥料」「調味料も、身体に良いものを」「高エネルギー(プラーナ)の食事を」この三つを特に心がけています。①「地産地消・無農薬、無化学肥料」島で作られた、「新鮮」で「力強い」「旬の」野菜やハーブを使用し、もちろんできる限り無農薬・無化学肥料のものを選んでいます。②「調味料も、身体に良いものを」アーユルヴェーダでは「食べるものは薬である」という考えがあります。野菜だけでなく、お塩や油も、健康のためにはとても大切です。自分が安心して食べられる調味料をお店でも使用しています。③「高エネルギー(プラーナ)の食事を」アーユルヴェーダやヨガの世界では「プラーナ(prana)」という言葉があります。私たちの体や食べ物にはこのプラーナ(エネルギーのようなもの)があり、その質が健康に左右します。作ってから時間が経った食べ物より、出来立ての食べ物がより質の良いプラーナが含まれています。お店の営業日に一から仕込みを始め、出来立てのお料理を召し上がって頂くようにしています。

■これからの目標は?
現在は週2日のみの営業ですが、アーユルヴェーダの叡智や、身体に良いお食事をして頂く機会を増やしていきたいと考えています。お店以外にも、料理教室やワークショップ、リトリート、商品開発など、皆さんの幸せに繋がる機会をより多く提供していきたいです。

皆さんも是非、アーユルヴェーダ料理で、心も身体も癒されて下さい。
Ayurveda Café しあわせや
平良字西里529-1 (ニットカフェFika内)
TEL 0980-79-5139