2020年7月号掲載「音楽が。居場所を、繋がりを」

2020/06/30



■ 荻野 鉄矢 さん
HOME ALOHA88 代表・講師


今年で開業10周年!

今年で10周年を迎える、ウクレレ&ハーモニカ教室「HOME ALOHA88」の代表を務める、荻野鉄矢さんにお話を伺いました。

■荻野さんの経歴を教えてください!
音楽が好きだったので、15歳の時に大阪の高校へ行きながらアルバイトもこなし、ハーモニカプレイヤーとして、あちこちのお店で演奏していました。大阪から神戸まで行き、演奏することもあり、当時はとても大変で体調を崩すこともありました。初めて宮古島に来たのは友達から旅行に誘われたのがきっかけです。その時に宮古島で3番目に強かった台風として知られる、2003年9月の大型台風「マエミー」が直撃したんですよ。民宿に泊まっていたので、台風の恐ろしさを肌で感じましたね。その時、一番衝撃だったのが、そんな状況下でも淡々と片付けする島の人の強さでした。台風の中、島の人達と接しているうちに、島の方の温かさ、優しさが好きになり、宮古高校の先生方にお話をしに行き、大阪から転校をしました。そして、ハーモニカやピアノを通じて、いろんな方々に出会い、つながり、下地暁さんや、リリーフランキーさん等、たくさんの方々と、レコーディングやライブコンサートの出演、佐渡山安公さんの古謡集録のお手伝いをしたり、宮古島でパルスというお店を営むピーブーさんを通じて久保田麻琴さんと出会い、音楽仲間たちとBLACK WAXというバンドでCDを4枚と、アナログレコードを発売したりしました。音楽を通じてできた人の輪、つながりを大切に、これからも頑張ります!

■音楽を始めたきっかけは?
兄と姉がピアノをやっていたので、小学一年から4年までピアノをやりました。その後、辛く苦しい事があり、歌を聞いて心の癒しにしていました。ある時、天才ハーモニカ少年の千賀太郎さんや、B.B.KINGさんの音楽や曲を聞いて心を動かされ、ハーモニカを始めました。その後、ブルースを学ぶ為に本場アメリカのシカゴへ約2週間、ハーモニカの勉強へ行きました。シカゴのアーティストと一緒に、演奏をしてたくさんの技術を学ぶことができました。

■宮古島で教室を開いたきっかけは?
宮古島に来て、いろいろな方との出会いがあり、教室をやってみないかとお声掛け頂いたのがきっかけです。当時ミュージシャンとして活動していたので、ライバルと技術を競い合う空気感に疲れていました。ハワイアンミュージックは仲間みんなで一つの音楽を作り上げるので、演奏しながら演者同士を思いやりながら、自分を表現します。そこで、「ハワイアンミュージックで音楽の本質を、皆でやりたいことを実現させる喜びを皆に伝えたい。」そう思い、ウクレレを学び、教室を始めました。

■HOME ALOHA88さんの現在の活動、今後の目標を教えて下さい!
現在の活動ですが、ウクレレ、ハーモニカ、ベース、ドラム、リトミック等、学びたいことを幅広く学べる環境を作ったり、宮古島にアーティストを呼んでイベントをしています。イベントを行うと、ほぼ赤字になりますが…宮古島に音楽の素晴らしさを伝える為に、コロナウイルスが収束したら、また定期的に行いたいです。その際は是非、ご家族やお友達と見に来てください♪教室に通って頂いている生徒さんは2020年3月頃は、60人ほどでした。4歳から70代まで幅広い世代の方がいらっしゃるので、音楽以外にも勉強になることがきっとあるはず。そしてこの場所で出会った仲間との繋がりを、是非大切にしていただきたいです。ゆくゆくはスタッフを雇って会社にし、もっとたくさんの人の居場所を作れればと思っています。ハワイアンミュージックだけではなく、ドラムを学びたい方にはその場所を、自分の歌やCDを作りたい方にはそのお手伝いを、友達作りやおしゃべりがしたい方にはその場所を、生徒一人一人の要望に応えられるような教室を目標に頑張っています。是非、音楽が好きな方はHOME ALOHA88へ来てください!

荻野さんのお話を聞いて、笑顔を見て、宮古島が大好きなこと、音楽が大好きなことが、とても伝わってきました。音楽が苦手で距離を置いていた私も、音楽を始めてみようと思いました。