2019年8月号掲載「いつまでもこのキレイな海を」

2019/07/26


■勝連 大作さん
    多恵子さん ご夫婦


池間島の海が見える穴場カフェ

池間大橋を渡った先にあるドライブインの一角に、「LOOP HOLE」(ループホール)という白い建物と看板犬が目印のカフェがあります。名前の通り抜け道になっていて、お店を抜けるとビーチに降りられるようになっています。今回は宮古島愛に溢れるオーナーの勝連大作さんご夫婦にお話を聞いてきました。

■お店を始めたきっかけは?
  今あるお店は以前、父が海の家をしていた場所でもあります。その父が亡くなり、父の後を継ごうではないですが、もともと自分でお店をやりたいと思っていたので、始める決心をしました。そこからの行動は早かったですね。京都に住んでいたのですが宮古島に引越し、さっそくオープンにむけてお店作りをはじめました。言葉通り、壁から床まで自分達で出来るところは全て手作りで(笑)地元ということもあり、たくさんの人に手伝ってもらいながら、2018年5月に無事「LOOP HOLE」をオープンさせる事ができました。

■オープンして一年。始めてみてどうですか?
飲食店での経験が一切無かったので、出来るか不安なことばかりでした。ですが、一緒に宮古島に来てくれた妻と色んなメニューを考えるうちに楽しくなってきて。地元の人や観光で来た人、色んな人とたくさんの出会いがあり、今は充実した毎日を過ごしています。

■お店でビーチクリーン活動をしていますね。
始めたきっかけは、お店の裏にあるビーチにゴミが散乱していて、それを拾い集めたことからでした。クリーン活動を行うなかで、自分の知っているビーチがどんどん変わってきてしまっているのを目の当たりにし、この現状をたくさんの人に知ってもらわなくてはと、「ゴミ拾いをしたらドリンクサービス」というキャンペーンとしてビーチクリーン活動を始める事にしました。やはり最初から参加してくれる人はなかなか居なくて、お店の空き時間を見つけてはひとりでゴミを拾うという日々が続きました。
しかし、続けていく中で活動に共感し、参加してくれる人がだんだんと増えてきました。それも、内地出身の人たちがとても関心が高く、積極的に参加してくれていて。本当に嬉しいというか、有り難いことですよね。それでも「ゴミを拾いきる」というのは、本当に難しいです。ゴミが砂浜に打ち上げられ放置される、そこに砂がかぶり、その上に木の根が伸びてくる。そしてまたゴミが打ち上げられ…と繰り返されるうちに、どんどん地形も変わってきてしまう。自分の生まれ育ったキレイな島、そして海を残すためにも、この活動はこの先もずっと続けていきたいですね。

■今後の目標は?
一言でいうと「島おこし」ですね。緑があり青い海がある。当たり前の風景ですが、島から離れていた期間がその当たり前の大切さを教えてくれました。大切なものは残しつつ、魅力的な部分をもっと増やして、島全体が遊び場になったら楽しいなと(笑)そのきっかけ作りを、お店でイベントなどを開催しながら行っていきたいです。 そしてたくさんの人に来てもらって、その魅力をよりたくさんの人に伝えて欲しいですね。これからますます発展していく宮古島。ゴミの問題にひとりでも多くの人が関心を持ち、そして何より行動を起こす事が大事だとお話を聞いていて感じました。ボランティアの袋や処理費用は市が負担してくれているそうです。この先も、自然豊かで魅力的な宮古島であり続けて欲しいです。