2019年3月号掲載「宮古島の犬猫を救いたい!」

2019/02/28



宮古島アニマルレスキューチーム代表
中原 絵理奈さん

保護犬猫に幸せな家庭を探す団体

宮古島保健所に収容された犬猫を引き出して里親を探す団体、宮古島アニマルレスキューチーム(通称:MART/マート)を知っていますか? 現在、新施設オープンに向けて、クラウドファンディングを実施中です。今回は団体の代表である中原絵梨奈さんにお話をうかがってきました。

■宮古島アニマルレスキューチームではどんな活動をしていますか?

  宮古島在住のスタッフが集まり、保健所に収容されている犬猫を引き出して、日々の世話をしながら、幸せに暮らせる家庭を探す保護活動をしています。引き出し後は、病院で健康診断、必要な処置をしてもらった上でシェルターに連れて帰ります。シェルターでは、初回の診察で発症してる病気がないか確認するための隔離期間を経た後、先住の子たちと一緒の部屋に移動。毎日、部屋の掃除、体調チェック、エサやり、シャンプー、遊び相手などをしながら、里親探しをします。
お家に迎えてくれる里親さんや、北海道、東京、大阪など宮古島から遠い場所の里親探しをサポートしてくださる保護主さんに、この子達を繋いでいます。保護犬猫達が幸せな未来を見つけるための拠点ですね。

■活動を始めたきっかけは?

  元々は、大阪でヨガインストラクターをしながら、猫の保護活動をしていました。宮古島には2年前に娘と一緒に移住してきました。宮古島に住んで驚いたのは、想像以上に野良犬猫が多かったこと。移住する前から、宮古島では年間四百頭近い犬猫が本土に移送されて殺処分になると聞いていましたが、住んで初めてその理由を実感しました。猫はもちろん、野良犬や放し飼いの犬が市街地を歩きまわっていたり、コンビニの駐車場でエサをねだっていたり、子どもを産ませる気がないと聞いたお宅の庭先で、飼い主の知らない間に妊娠して子供を産んでいたり・・・。観光客にも人気の自然が美しく、人が温かいこの島で、こんな状況があるのかと衝撃を受け、また保護活動を始めました。

■今後の夢や展開は?

保健所の方々と私達ボランティアの連携で、ここ数年の年間殺処分数は数頭まで減りました。でも、殺処分数が減れば問題解決ではありません。保健所に収容される数は三百頭前後から全く減っていないんです。この数、実は東京都とほぼ同じ。人口の違いを考えると驚きです。引き出してもまた保健所には、新たな犬猫がやってきます。この問題解決には、まずは島の人、観光客、いろんな人に現状を知ってもらうことが必要だと考えています。その思いは以前からありましたが、現在のシェルターが収容頭数を継続的にオーバーしている状況もあり、今年の4月末を目標に、新施設「Miyakojima1_2Park(ミヤコジマ ワンツー パーク)」を建設することにしました。新施設はどなたでも来ることができる公開施設。犬猫シェルターの他、キャンプ場、カフェ、保護犬猫との触れ合いスペースなど、楽しく過ごしながら、保護犬猫のことを知っていただける場所にしたいと思っています。実は、この犬猫シェルターの建設費が足りないんです。日々の活動は、応援してくださる方々の金銭支援、物資支援、家庭を見つけた犬猫にかかった医療費の里親様からの返金などで運営していますが、シェルター建設費は別に必要です。宮古島で持っていた家を売ってその資金に充てているのですが、まだ足りません。そこで、多くの方々の力を借りようと、3月18日までクラウドファンディングをしています。ぜひ支援いただけると嬉しいです。

ボランティア、里親希望、寄付など、保護犬猫の幸せに関わりたいと思う方は、クラウドファンディングの参加やお問い合わせをしてみてください。

クラウドファンディングサイト
https://readyfor.jp/projects/miyakowan-nyanPark
お問い合わせ先:宮古島アニマルレスキューチーム(090-9789-4097)

今回の取材を通して、宮古島の現状を知りました。犬や猫の尊い命を大切にする為、中原さん含め団体の皆様に是非、ご協力下さい。宜しくお願いします。