2018年9月号掲載「宮古島産そば物語はオトーリから」

2018/08/29

■立山和宏さん(右側)
ファーマーズキッチン あらだてぃオーナー
宮古島市観光課 さけふぁや実行委員会
オトーリゴールド免許所持者
■阪梨伸治さん (左側)
同スタッフ

宮古島と熊本を融合したおそばを
宮古島産にこだわった日本そばをお客様に提供している、「あらだてぃ」さんの代表立山 和宏さんを取材してきました。


■どのようなお店ですか?
 お店の名前は「ファーマーズキッチン あらだてぃ」。
「あらだてぃ」とはお店の住所「新里(しんざと)」の地元の方々の昔の呼び名です。宮古島と熊本の農家が一緒に営むレストランとして、お昼は「そば屋」、夜は「居酒屋」として平成29年12月にオープンしました。自社栽培の日本そばをメインとし、新鮮で安全な宮古島食材と熊本の旬の食材を使った創作料理のお店です。こだわりの「そば」は、原料100%日本そばの「十割そば」。栽培期間中、農薬を一切使用しておりません。また、宮古島と熊本でリレー栽培しているので、いつも新鮮なそばをご賞味いただけます。
 日本そばの美味しさを沢山の宮古島の方々に知っていただきたく、オープンから1年間は、ざるそば・温そば各1杯500円で提供しています。
平成30年12月末までの期間限定価格ですので、この機会にぜひ本場の十割日本そばをご賞味ください!


■宮古島で日本そばを作ることになったきっかけは?
 私は熊本出身ですが、若い頃から沖縄が大好きで、本島はもちろん、いろいろな島に行きました。
宮古島に最初に訪れたのは、農業関係の視察がきっかけでした。宮古島の人々の優しさ温かさ、雄大な農地、美しい海を見て、とても感動したことを覚えています。
この宮古島で何かをやりたいと思索し、農作物の「日本そば」「大豆」「麦」の栽培を試みました。そのような中、次第に知り合いも増えて、新里五尾さん(当店の共同経営者)と知り合い、「一緒にやりましょう!」と、オトーリを回したのがターニングポイントとなりました。五尾さんも酔ったせいか、乗り気になってくれて助かりました(^^)オトーリ最高!
 宮古島での栽培に適する農作物として「日本そば」に決定したものの、最初は栽培方法、栽培管理作業、収穫、乾燥調製、輸送、製粉、加工、販売先確保など大変でしたが、一つ一つクリアして、今では宮古島ブランドとして日本全国の製麺業者、蕎麦屋などに販売しています。
今現在、おかげさまで需要が供給を上回っている状況で、今後も栽培面積を拡大予定です。


■あらだてぃを始めるきっかけは? 
 今年で「日本そば」の栽培を始めて4年目となりました。私たちが栽培している「日本そば」の品質、収量、ともに全国平均を上回りましたが、宮古島の人達には、まだまだ「日本そば」の知名度がありません。また、「あの畑でできた蕎麦はどこで食べられるの?」とよく聞かれるようになり、五尾さんと私で、農業の6次産業化として「そば屋をやってみよう!」と決めました。日本そばの美味しさを宮古島の人に知っていただきたいと思い、お店を始めました。


■今後の宮古島での活動展開は?
私が熊本で経営している農業法人「立山農産」の地元である山鹿市と、宮古島市を繋ぐ懸け橋となるよう頑張りたいです。昨年の11月に宮古島で開催された「産業まつり」にも山鹿市の一員として参加させて頂きました。今現在、沢山の方々からご支援、ご協力いただき大変感謝致しております。
 今後は、修学旅行生の誘致など、宮古島と熊本の子供たちの交流を率先して行っていきたいと思っています。
私は、外国人技能実習生の受け入れ団体の役員を務めていますが、今回、ミャンマーの青年達が十数名、宮古島の農業、建設業、土木作業の実習に来ることが決まりました。宮古島市民として実習生活をします。よろしくお願いします。
 宮古島での今期の「日本そば」の作付面積は約35ヘクタールでしたが、宮古島産日本そばの供給量が全く足りていない状況です。
今後も、もっと宮古島の方々と協力し合いながら仲間を増やして、面積・生産量を増やし、北海道に次ぐ産地にしたいと思います。

■新里五尾さん(右側)
共同経営者
■野中宏暢 (左側)
同スタッフ


今回の取材を通して、宮古島産にこだわって努力をされている姿に感銘をうけました。
まだまだ暑い宮古島ですが、ランチやディナーにのど越しさっぱりの冷やしそばを食べてみませんか?
また、おそばと共に特製「ドデかもずく天」も食べてみて下さいね。
ご予約・お問い合わせ
0980-76-4848
住所上野字新里1068-4