2018年6月号掲載「変わっていく島、変わらない場所」

2018/05/30



■居酒屋でんみオーナー池間元昭さん(写真右から2番目)
 スタッフ :サトミ 、カーズー、ちーちゃん、 モカ

伊良部島の古き良き思いを大切に
2015年1月31日に全長3540mの無料で渡れる日本一長い橋として宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋が開通して早3年が過ぎ、伊良部島の景観や、住民の生活も劇的に変わって来ています。
今回は、そんな伊良部島で居酒屋でんみを経営しているオーナーの池間元昭さんにお話を伺ってきました。


■居酒屋でんみを始めたきっかけは?
 
ここ「居酒屋でんみ」は僕の実家で、元々は島の豆腐屋さんだったんです。とても活気があり、伊良部島の人達が集まれる場所でした。
豆腐屋が閉店してからは僕も伊良部島を離れてしまったのですが、伊良部島を離れてからもいつかまた活気のある家に戻したい、皆がまた集まれる場所にしたいという思いを持っていました。
内地から宮古島へ戻って、何年かは別の居酒屋で修行をさせていただいていました。その中で、ずっと思っていた気持ちが段々と強くなり、伊良部島の実家にお店をオープンしようと決めました。
「でんみ」の由来は、屋号が「田」なので、それを「でん」と読み、「み」は美しいや味、実るなど様々な意味を込めて「でんみ」と名付けました。


■どういったお店作りを目指していますか?
 
伊良部島の憩いの場となるように、自然と皆が集まる場所になるように。と願いを込めて作った居酒屋です。
生まれも育ちも伊良部島の僕とスタッフのカーズー、生まれも育ちも内地のサトミとちーちゃんで作り出す温かくて、居心地のいい空間を目指してます。
来たお客様にはゆっくりと寛いで欲しいのでどれだけ混んでいても席に時間制限は設けておりません。閉店まで時間を忘れて、伊良部島の夜をゆったりと楽しんでいただけたらと思っています。
まるで田舎のオバァちゃん家に遊びに来たような感覚で、誰でも気軽に、地元の方も観光客の方も一緒に楽しんでいただけるお店になれるようにこれからも「伊良部島」らしさ「居酒屋」らしさ「でんみ」らしさを大切にしていきたいと思っています。そして誰からも愛されるお店でありたいと思います。


■居酒屋でんみオススメメニューは?
 
でんみスタッフは美味しいごはんとお酒が大好きです。美味しいと思わないメニューはありません。お酒やソフトドリンクに関しても譲れないこだわりを持っています。
一番のおススメが、毎日食べても飽きないそばを目指して試行錯誤し生まれた、4~10月限定でやっている「でんみそば」です。出汁をとるのに7時間以上かけていて、旨味をギュッと濃く出している自慢のスープで作っています。でんみそばに乗せている軟骨ソーキはとろっとろでスープや麺との相性も抜群です。薬味についてくる島とうがらしペーストは辛党のお客様に大変ご好評いただいてます。
お持ち帰り用の島とうがらしペーストも数量限定で置いてあるので気に入った方へは販売もしています。旨味たっぷりのスープは、大量に作ることが出来ない為、数量限定とさせていただいております。自慢のでんみそばを是非一度ご賞味下さい。
また、魚が入荷した時だけのメニュー、島魚のガーリックバター焼きもおススメです。その他にもメニューをたくさん取り揃えておりますのでご来店お待ちしてます。


■今後の目標を教えて下さい。
 
伊良部大橋の開通に伴い、いろいろなメディアにも取り上げられ、大きなホテルや、オシャレなカフェが建ち、伊良部島の開発がどんどん進んでいく中で、ずっと変わらない、ここだけにしかない、昔ながらの伊良部島にあった温かいおもてなしの気持ちを忘れずにいたいと思います。
オジィ、オバァになってもずっと「でんみ」を大切に、関わった人や暮らしている島を大切にしていきたいと思います。また、県外に出て生活をしている人達や、伊良部島を第二の故郷のように思っていてくれる人達がいつでも帰って来れる、いつまでも活気のある温かい場所を作って待っていたいですね。
伊良部島が更に発展していくのを見守りながら、これから先もでんみの歴史を深めていきたいです。


今回の取材を通して、優しい表情で話してくれる池間さんの中にも、強くてしっかりとした伊良部島愛、そして、でんみ愛を感じる事が出来ました。私もよく居酒屋でんみさんへ行きますが、ここでしか味わうことの出来ないおもてなしや感じることの出来ない温かさでいつも出迎えてくれます。是非皆さんも伊良部島へ行く際には居酒屋でんみさんへ行ってみてください。

ご予約・お問い合わせ 0908-78-3535
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