2018年5月号掲載「親バカ島バカ来間バカ」

2018/04/29

■サーターアンダギーとみきの店「んきゃぎさまち」オーナー
NPO法人来間島大学まなびやー 理事
砂川 葉子さん

観光客と島の人達との架け橋に…
 〝いらっしゃいませ~〟と公設市場でいつも元気な笑顔を見せてくれる「サーターアンダギーとみきの店んきゃぎさまち」(召し上がれの意味)の砂川さん、宮古島の離島、来間島に嫁ぎ、子育てに仕事に奮闘しています。

■来間島に嫁いだきっかけは?
 出身は岐阜県です。東京で輸入雑貨の会社で働いていたんですが、三ヶ月間の長期休暇というボーナスをいただいた時、縁あって来間島の楽園の果実さんでアルバイトしたのが2000年、初来島のきっかけです。
今考えると若気の至りですね。その時、島で農業をしていた主人に出会い来間島に嫁入りを決めましたが、両親の反対にあい、四年を掛け説得をし、無事に入籍できたのが2004年です。(笑)

■島の生活はいかがですか?
 私は自分のことを「親バカ島バカ来間バカ」と言うくらい、島の暮らしが大好きで、島の子どもたちが大切で、来間島が好きすぎる人だと思っています。まず来間島は、子育てするには最適な環境だと思います。島の人みんなで声を掛け合い、注意し合い、子供たちを見守っています。
今、島は過疎化少子化高齢化の波が押し寄せる一方で急激にリゾート化が進んでいます。こうしたことから2013年にNPO法人を島の有志と立ち上げ、島おこしの活動もしています。来間島にしかできないような島おこしを目指して、島の暮らしを守り次世代に繋いでいきたいと思っています。

■『みき』とはどんな飲み物ですか?
 米と麦麹を発酵させて作った飲み物です。来間島では〝ヤーマスプナカ〟という豊年祭や神事には欠かせない飲み物です。滋養のある栄養ドリンクとして古くから飲まれています。でも、来間島でもだんだんと作る人が減ってきているのが現状で、この飲み物をどうやってこの先残して行くかと考えた時、観光に繋げていくのも一つの手なのかなと考え商品化しました。プレーン味も美味しいですが、バナナ味等のアレンジも楽しめます。

■市場にお店をオープンして思うことは?
 当店は、NPO法人来間島大学まなびやーが運営しており、特産品作り事業の一環で平成28年7月に宮古島市公設市場内にオープンしました。公設市場は、今も昔も人と人の触れ合いが楽しく、そしてコミュニケーションが無くしては買い物ができない昔ながらの変わらない場 所、人情が溢れる場所でもあります。そういったところが来間島に似ているのか、ここで来間島のことを発信できることを嬉しく思っています。「今日は何の野菜がある?」「大根が上等よ~」「どうやって食べたら美味しい?」とか、人と人のコミュニケーション、会話を楽しみながらの買い物ができるのが公設市場で、そんな場所はもう宮古島には数少ないと思います。観光客の方や現代人には、会話が苦手とか、何となく声がかけにくいと思うかもしれませんが、臆せずに声を掛けて昔ながらのスタイルを楽しんでほしいなって思います。また、昨年5月にリラクゼーション&キャンドル麻(asa)さんやお祝い専門店ピコパさんなど新たな入居者もあり、市場は昔ながらの風と新しい風が融合して楽しい場所になりつつあるのを感じます。市場は昔ほど賑わいが無くなりつつあるのも現実で、新しい試みとして毎月18日を市場の日としての取り組みが昨年11月から始まりました。

■今後の展望を教えて下さい。
 現在、毎月18日を市場の日と名付け、朝早くから集まりラジオ体操をし、手作りのゆし豆腐や月桃の葉に包んだおにぎりやジューシー、あふ(島のスイーツ)などを販売し、市場で朝ご飯を食べていただく朝活的な感じのイベントをしています。午前中フリーマーケットも開催し、島野菜や特産品などの販売もしています。
また、私の活動のメインはやはり来間島だと思うので、来間島の食文化を公設市場でどんどん発信しながら、来間島と市場、或いは郡部の各地域を繋いで、さらなる活性化へと繋げていけたらと思っています。


市場での朝活はすでに5回行われています。
私も何度か参加させていただきましたが、早起きして身体を動かし、身体に優しい朝ご飯を食べる、充実した一日の始まりを感じることが出来ます。集まった人達との語らいも楽しいイベントです。是非参加してみて下さい。これからも市場の楽しいイベントから目が離せません。
みき 500円/サーターアンダギー 1個100円