2012年12月号掲載 市指定天然記念物「島尻マングローブ林」

2012/12/01


島尻のマングローブ林
 マングローブとは海水と淡水が入り混ざった汽水域の泥土に生育するヒルギなどの植物群落です。宮古島市島尻にあるマングローブ林は、宮古島諸島で最大規模の群落を形成しており、宮古島に分布する全てのマングローブを見ることができます。
2000年(平成12年)2月14日に宮古島市の天然記念物に指定されています。
 島尻のマングローブ林は、奥行約1㎞の入江(バタラズ)に発達していて、ヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギ、ヒルギモドキ、宮古島を北限とするヒルギダマシの3科5種が確認されています。(沖縄県内のマングローブ林では4科6種の分布が確認されており、八重山6種、宮古5種、沖縄本島4種が確認されています。)
 潮が引いた干潟にはベニシオマネキやオオアシハラガニモドキ、ミナミコメツキガニなどたくさんの種類のカニが生息し、水辺にはサギやアジサシなどの野鳥も数多く飛び交っており、野鳥観察を行う方も多いようです。
また、マングローブ林は「海の森」とも言われており、近年問題となっている赤土流出による海の汚染防止に大きな役割を果たしています。
 『島尻マングローブ公園』では、マングローブ林をゆっくり観察でき、児童・生徒が学習する最適な場所になっています。
遊歩道や石橋もあり、とても観光しやすくなっています。
島尻を訪れた際に、一度足を運んでみてはいかかでしょうか?


記事:下地 修平