日本一周の旅

日本一周の旅

わたるさん(真ん中)
けいたさん(左)
まこじさん(右・準レギュラー)

皆さん日本一周ってした事はありますか?
テレビではよく見かけますよね。
今回は宮古島出身で、一年半かけて日本一周をしてきた、[ラフクルー]の3人の方にお話を伺ってきました。

■皆さんの関係を教えてください

 宮古高校の同級生です。
わたるとけいたが、入部していた野球部に、ジャンケンで負けたまこじが、罰ゲームでマネージャーとして、入部したのがきっかけで、友達になりました。

■なぜ日本一周をしたのですか?

 発起人でもある自分(わたる)のお父さんが、急に亡くなり、その時人生について今迄の人生で一番めちゃくちゃ考え、「人は幸せになる為に生まれて来たんだ」って思い、趣味でもあるサーフィンを毎日しながら友達とBBQして好きな人と好きな場所で毎日遊ぶという答えが出ました。
これを叶えるためには地元宮古島で、ゲストハウスを経営したら全部クリアできるんじゃないかと思い、それなら日本一周しながら、いろんなゲストハウスに泊まって勉強したら面白いゲストハウスが出来るんじゃないかと思ったのがきっかけでした。
最初は一人でバイクで日本一周をしようと思っていたのですが、友達伝いで「けいた」や「まこじ」に話が伝わり、二人は面白そうだと言ってくれて参加することになりました。
各々の仕事や生活がありましたが、一人50万円を持ち寄り仕事も辞め、神奈川県で車を買い、目的地を決めず、日本一周をスタートすることになりました。

■日本一周旅の感想を教えてください

 日本一周の最中に色んな経験が出来たのが良かったです。
例えば、千葉にある廃校をリノベーションしたゲストハウスの体育館を借りて、運動会をしたんですけど、SNSを通じて全く知らない人が60人近く集まったり。
 30万円で買った車のエンジンが故障して修理費に60万円かかるって言われて、修理費を稼ぐために思いつきでオリジナルのTシャツを売ってみたら、まさかの200着近く売れて車の修理費を稼ぐ事ができたり。車の修理費を稼げた時は驚いたし感動しました。
 人との出会いもたくさんあって、特に印象的なのはピザ屋の佑介さん。
佑介さんは元白血病患者で、治療の過程で必要な手術で脊髄を移植しました。その脊髄のドナーの方が料理人だったらしく、手術後にピザを焼けるようになってたそうです。
 佑介さんは術後の人生を人の為に使いたいと考えて、自分と同じように難病と闘っている方の所へ行きピザを焼くという活動をしてるそうです。
白血病を乗り越えた自分の姿とピザで闘病中の方に勇気を与えたいんだそうです。
こんな立派な目的で旅をしてる人がいるのか!って、佑介さんとの出会いは衝撃でした。
日本一周をしていないと出来なかった経験と出会いに溢れていました。
 旅中に出会った人達は本当に優しい方ばかりで、その優しさに本当に助けられました。
Tシャツが200着も売れたのだって、買ってくれた方の応援してるよって気持ちなんだと思います。
本当にありがたいです。旅中にいただいた恩をゲストハウスって形で返したいです。

■今後の野望や目標を教えてください

 まずは、ゲストハウスですね!元々の目的が、ゲストハウスを作る事でしたので、今は仕事してお金を貯めているところですが・・ただ、やはり遊んで暮らす事ですかね(笑)
 趣味がサーフィンですので、いつかサーフィンが教えられるぐらい上手になって宮古島で教えられるようになりたいです。
遊びのプロを目標に、頑張っていきます。
 お話を伺っている際も、終始皆さんの人柄や、前向き精神を感じました!
自分もいつか旅をしたいと思いました。彼らのインスタも見てください。 
@roughcrew385

2021年2月号掲載